紅白歌合戦で、一番印象に残ったのは、この曲だった。
不協和音を作り出す存在への応援歌、といえるだろう。
(先頭で歌っていた子が全く笑顔を見せなかったのも、印象的だった)
正月の相棒は、正義の話だった。
高校生が、この世に正義がないと感じ、それに対して杉下右京が、その正義を何とか育てる存在になってほしいと伝える。
不正義の現状を見続けている右京が言うからこそ、力がある。
昨年を見ても、主に政治家を中心に、正義なんてものはもう死語かと思うほどの状況だった。
前の職場でも、正義など歯牙にもかけない上司だったと思う。
そんな中、改めて正義を考えてみると、できるかどうかは別にして、やっぱり少数者であっても正義を行いたいなあと思う。
少数者側に立つことがほとんどだが、やっぱり時々・・・いやかなりの頻度で、多数者側に立ちたいなあと思う。
それだと、やっぱり楽だから。
でも、多数者側に立つと、
「自分の感覚と違うなあ」
という違和感を感じることが多い。
だから、
「自然に、自分の感覚に素直に、それでいて多数者側になれればいいなあ」
と思う。
でも幸か不幸かそれができない。
こういう曲を聞くと、そういう状況が誇りにも感じられる。
調和も大事なのはわかるが、不調和を許容しない環境は嫌だ。
そんな環境に対して、あえて調和しようとはしない、そんな態度を貫けたらなあと思う。